虫歯治療について
早期発見・早期治療を
初期段階の虫歯には、自覚症状はほとんどありません。ですが侵食が進むと痛みや知覚過敏といった症状が出てきます。
歯科医院で定期的に検診を受けておくことで、虫歯になっても歯を削らずに治すことができます。
虫歯の早期発見・早期治療を心がけて日頃からお口のメンテナンスを受けるようにしましょう。
虫歯の治療方法と期間
CO初期の虫歯
歯の表面のエナメル質が少し溶けていますが、まだ穴は見られず、痛みもありません。
治療内容
この状態であればメンテナンスをしっかりと行い再石灰化を促進してあげることで修復が可能なため、この段階で歯を削る治療をすることはほとんどなく、定期観察が勧められます。
治療期間目安:0日
C1エナメル質の虫歯
表面に穴が開きはじめ、歯の表面が黒ずんでくる。
治療内容
CR(コンポジットレジン)修復と呼ばれるプラスチック素材で、削ったエナメル質を埋める治療を行います。
治療期間目安:1日
C2象牙質まで侵されている虫歯
エナメル質の下の象牙質まで虫歯が達し、痛みなどが出る。
治療内容
前述したCR修復で済む場合もあれば、歯の型を取って詰め物をする場合もあるため、詰め物が完成するまでの間に時間がかかることから、数回に分けて治療を行います。
治療期間目安:2週間程度(1~2回の通院)
C3歯髄まで侵されている虫歯
歯の奥にある神経まで虫歯が到達し、激しい痛みを感じることがある。
治療内容
神経を取る根管治療が必要。
根管治療は、麻酔を行ったうえで歯の神経を除去し、神経があった箇所を殺菌して神経の代わりとなるものを詰めます。その後土台をかぶせて型を取り、かぶせ物をして完了となります。
治療期間目安:3ヶ月~半年程度(4~5回の通院)
C4歯根部まで侵されている虫歯
虫歯が歯根まで達し、歯茎の上に出ている部分の歯は溶けた状態に。
治療内容
C4の虫歯は殆どの場合抜歯となります。抜歯をした後、歯を失った箇所に入れ歯やインプラントなどの補綴治療を行います。
歯を残せる場合は、C3と同様の治療を行います。
治療期間目安:半年〜1年程度(抜歯は1日)